こんにちは。
トレーナの加藤です。
今回はお通じの調子が悪い時に確認してみて欲しいことをまとめていきます。
お通じの好ましい頻度として、毎日~2日に1回が理想的といわれています。
2日以上お通じの間隔が空いてしまう時は、これからご紹介する事がうまくいっていない可能性があります。
是非この記事を見ながら現在の状態を確認してみて下さい。
皆様のご参考になれば幸いです。
お通じの調子が悪い時に確認してみて欲しいこと
・1日の水分摂取量
女性では1日あたり、2~2.5ℓ、男性では2.5~3ℓが摂取量の目安です。
体型や運動頻度によってその人に合った水分摂取量は多少変わってきます。
水分量が足りないと、便の水分も少なくなって出にくくなってしまいます。
また、水分不足だと身体がむくみやすくなってしまうことも。(お顔のむくみが良く出る時はタンパク質不足かもしれません)
一度に大量に水分を摂ってしまうと、腎臓に負担がかかるので、こまめに水分補給を行いましょう。
また、冷たい水は逆に便秘を助長してしまう可能性があるので、運動時以外は常温が好ましいです。
・食物繊維を摂りすぎていないか
食物繊維の摂りすぎにも注意が必要です。
中でも『不溶性食物繊維』の過剰摂取に注意しましょう。
不溶性食物繊維には、便のかさを増し、腸を刺激することで排便を促進する効果があります。
もともと便秘状態で腸の動きが低下している人が不溶性食物繊維をとりすぎてしまうと
大きくかさが増した便をうまく排出できず、便秘がひどくなってしまうことがあります。
特定の食べ物から食物繊維を摂取するのではなく、さまざまな食品を取り入れることが大事です。
・普段の姿勢が悪くなっていないか
姿勢不良が起きていると、骨盤が開いたり、呼吸が浅くなり、自律神経のバランスが乱れたり、骨盤底筋などの内臓を支える筋肉が衰えてしまいます。
こうなってしまうと、内臓が下垂してしまい、腸が押しつぶされ、消化・吸収・排便のサイクルが乱れてしまいます。
この状態のまま、運動したり、排便を促す食物繊維や腸の調子を整える善玉菌が多い食材をとったりしてもなかなか効果が現れません。
深呼吸やストレッチを取り入れて、横隔膜を動かしてみましょう。
呼吸による横隔膜の上下運動により、内臓が収まっている部分に圧力がかかり、内臓がマッサージされるような状態になります。
ただ、お腹だけでの呼吸や、胸だけでの呼吸といった、いわゆる浅い呼吸だと横隔膜が上手く動いてくれません。
空気をお腹から胸いっぱいに溜めていくように、ゆっくり呼吸を行ってみて下さい。
・しっかり咀嚼して食事を行っているか
咀嚼をしっかり行う事で分泌されるのが『胃酸』です。
胃酸の分泌が上手く行われていないと栄養があまり吸収されず、身体の不調にも繋がってしまうのです。
また、胃酸は胃に入った食物の殺菌も担っています。
胃酸の分泌量が少なくなってしまうと、食物の殺菌が上手く行われずに、腐敗してしまいます。
その結果、腸内環境の悪化も招き、便秘になる場合もあります。
胃酸を適切に分泌させるには、リラックスして自律神経を副交感神経優位の状態にする必要があります。
リラックスしなければいけないので、普段仕事をしながら食事をされるという方は、胃酸の分泌量が下がっている可能性があります。
なるべく食事だけの時間を確保して、咀嚼をしっかり行う事で、胃酸の分泌を促すことが出来ます。
いかがでしたでしょうか。
他にも、腹筋の筋力不足であったり、運動頻度が足りなかったり、腸の四隅に便が溜まってしまっていたりなど様々な原因があげられます。
症状は人によって様々ですが、便秘がストレスになって自律神経が乱れたり。呼吸が浅くなって血流が悪くなり冷えやむくみ、疲れが出やすくなったり。
というような様々な悪影響が出る可能性があるので、お通じ対策を行っていきたいですね。