こんにちは。
トレーナーの加藤です。
皆さんは、長時間座る事で衰えてしまう筋肉がどこか、ご存知でしょうか。
それは、股関節の筋肉です。
股関節は体重を支えたり、歩行などの運動に大きく関わる関節。
そこに付いている筋肉は、ダイエットやスタイルアップにおいても超重要部位なんです。
股関節の筋肉が衰えてしまうと、スタイル崩れや太りやすい体質になってしまうことも、、、
今回はそんな股関節の中でも、衰えやすいとされている
『内転筋』、『大殿筋』、『ハムストリングス』の3つの筋肉について解説していきます。
内転筋
内転筋は、5つの筋肉が集まった内ももに付いている筋肉の総称です。
特に脚を組んで座っている場合は、内転筋が働きにくい状態になっている可能性が高いです。
内転筋群がうまく機能しないと、『骨盤の歪み』や『内ももに脂肪が付きやすい状態』に繋がってしまうことも。
脚を組む癖がある方は、なるべく長時間脚を組まない様にするのがいいですね。
内ももが気になり、エクササイズを開始する場合は注意して頂きたいことがあります。
例えば、内ももを鍛える代表的なエクササイズである『ワイドスクワット』を行う場合
『内ももや股関節、お尻に刺激が入っているか』を確認しましょう。
ももの前や、膝周辺ばかりに刺激を感じる場合は上手くフォームがとれていないサインです。
怪我にも繋がってしまうので、まずはストレッチで内転筋群を使いやすい状態にしていきましょう。
大殿筋
大殿筋は上半身と下半身の動きをつなぐ重要な役割を担っています。
大殿筋をはじめとした、お尻の筋肉は使っていないと、お尻のたるみの原因になります。
このたるみは、お尻の筋肉だけではなく、後ほど紹介するハムストリングスも関係しています。
長時間座る事で、大殿筋・ハムストリングスの血流が悪くなって硬くなり
骨盤の傾きに関わる腸腰筋がゆるみ、骨盤が後傾して垂れ尻を引き起こします。
猫背やポッコリお腹が気になる方はお尻や、ハムストリングスを使いにくくなっている可能性があります。
お尻のエクササイズは、狙った場所に効かせるのに他の部位に比べ少しコツが必要です。
しっかり効かせるためにも、まずはお尻のストレッチで少しでも使いやすい状態にしましょう!
お尻の筋肉が目覚めて働くようになれば、階段を上る、大股歩きをするときも自然と使われるようになり、垂れにくいお尻を作れます。
ハムストリングス
この美味しそうな名前の筋肉は、もも裏の筋肉である半腱様筋・半膜様筋、大腿二頭筋の総称です。
ハムストリングスはお尻のたるみの他にも、硬くなっていると腰痛の原因にもなってしまいます。
また、肉離れを引き起こしやすい筋肉としても有名ですね。
ガニ股で歩く癖のある方は、ハムストリングスの遠位(画像で見て下の方)が硬くなっているケースが多いです。
産後の女性も出産に伴い骨盤が開き、そのまま生活しているとハムストリングが固くなり腰痛などの原因になることがあります。
どうしても座った時に椅子に触れる部分であるので、セルフケアが非常に重要な筋肉であると言えますね。
ただ、無理にストレッチしてしまうと、腰や膝を痛めてしあうこともある為
タオルなどを使って無理のない範囲で行う事が大切です。
いかがでしたでしょうか。
長時間座っていると衰えやすくなってしまう筋肉である
『内転筋』、『大殿筋』、『ハムストリングス』ですが、まずはエクササイズを行う前にストレッチなどでしっかりと使いやすい状態にすることがとても大切です。
もし現在、下半身やお腹周りにお悩みがあり、エクササイズを頑張っているのに効果がなかなか出ないという方は
どこに効いているかを再確認してみましょう。
ストレッチ系のエクササイズを取り入れることで、トレーニング効果を上げる事も出来るので是非お試しください。