こんにちは。
トレーナーの加藤です。
突然ですが、毎日ご自身がどれくらいのタンパク質量を摂取しているかしっかりと把握できていますか?
おおよその目安量は、体重×1g分となっています。
タンパク質の過剰摂取は健康に悪影響を与えてしまいます。
今回はタンパク質を過剰摂取した時に身体に現れるサインを解説していきます。
タンパク質の役割
まずは、タンパク質の役割をおさらいしていきましょう。
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骨や筋肉の材料になる
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肌や爪、髪の材料になる
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血液やリンパ液などの体液、体の機能を調節するホルモンを作る
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食べ物の消化・吸収をはじめ体内の化学反応に不可欠な酵素を作る
このように、身体の機能に関する役割を担ってくれているので、タンパク質はしっかりと摂取したい栄養素ですね。
タンパク質を過剰摂取した時に身体に現れるサイン
①体重が落ちにくくなる
タンパク質中心の食生活を送っていると、体重が落ちにくくなってしまいます。
それは、除脂肪体重(体脂肪を除いた筋肉や骨、内臓などの総量)が増えてしまうからです。
体重が落ちにくかったり、体脂肪が減っているのに緩やかに体重が増えている場合は、タンパク質の量を減らしてみるのがいいかもしれません。
②腸内環境が乱れる
お通じの調子が悪くなっている場合も、タンパク質の過剰摂取が原因の可能性があります。
タンパク質を摂りすぎてしまうことで、腸内の悪玉菌が増えてしまいます。
そうなると、便秘にもなってしまいますし、口臭やおならの臭いなどもきつくなってしまいます。
また、発がん性物質が多く作られるなどの病気のリスクが高まります。
③体脂肪率が緩やかに増えている
体脂肪率が緩やかに増えている場合、摂取したタンパク質が過剰気味のサインです。
必要以上に摂取すると、筋肉やホルモン、新しい細胞の材料に使われなかった余剰分がエネルギーへと変換されます。
この変換されたエネルギーが使われないと脂肪として保管されてしまうのです。
タンパク質は必要量を小分けにして摂取しよう
さて、タンパク質を過剰摂取した際に身体に現れるサインについて解説してきましたが
タンパク質を1度に大量に摂ってしまう事でも、過剰摂取になってしまいます。
理想は必要量を小分けに摂取する事です。
・女性の場合、1食で約20~約25g
・男性の場合、1食で約30~約35g
を目安に摂取するとタンパク質の吸収効率が上がります。
お食事の中に複数のタンパク質の食品を入れてしまうと、タンパク質量の管理が大変になってしまうので
タンパク質のメイン食材を決めてしまうのがおススメです。
例えば、鶏むね肉100gには約20gのタンパク質が含まれています。
ここにタンパク質の食材を色々足してしまうと、タンパク質量が多くなってしまいます。
ただきちんと量を調節すれば大丈夫ですので、1食当たりのタンパク質量をご自身で把握する事がとても大切です。
いかがでしたでしょうか。
タンパク質はとても重要な栄養素ですが、効率的にダイエットを進めていくためにも
少なすぎても、多すぎてもいけません。
身体に現れるサインを見逃さないようにしてダイエットをしていきましょう!