こんにちは。
トレーナーの加藤です。
皆さんは、下半身のエクササイズをしてをしているのに、太ももやお尻に限って効果が現れない。
ウェスト部分は緩いのに、スキニーやタイトスカートを履くと太ももでつっかかる。
そんなお悩みを持ったことはありませんか?
原因は【大転子】にあるかもしれません。
大転子は、下半身のボディラインをスッキリ見せる為に重要な部位です。
ですが、出っ張ってしまうと下半身のスタイル崩れや股関節・膝関節の痛みにも繋がってしまいます。
今回はそんな大転子が出っ張ってしまう原因についてお話していきます。
大転子とは
大転子とは、大腿骨という脚の骨にある少し出っ張った部位のことです。
大転子とは本来、正しい姿勢や生活習慣であればそこまで目立つ骨でありません。
姿勢不良や身体の歪み、骨盤の歪みなどにより、大転子が外側に向かって出っ張ってしまうことで
大転子周りの筋肉が使いにくくなり、下半身が痩せにくい、スッキリして見えないという状態になってしまいます。
大転子が出っ張る原因
・骨盤のゆがみ
脚を組む、片足に重心をかけて立つといった何気ない癖が骨盤の歪みに繋がります。
骨盤が歪むと大転子がある大腿骨の位置もずれてしまいます。
本来、大腿骨は骨盤の寛骨臼にすっぽりまっている状態です。
ですが骨盤の歪みにより大腿骨が外側に動き、出っ張った状態を引き起こします。
・日常生活での癖や、姿勢の悪さ
猫背や反り腰、ガニ股で歩くなどの日常生活の癖も、大転子の出っ張りに繋がります。
反り腰になると、骨盤が前傾し内股になることで大腿骨が内側に捻じれてしまいます。
そうなると、大転子の部分が出っ張って見えてしまうのです。
また、学生の時に部活動で付けた筋肉が影響している場合もあります。
例えばバレーボールやバスケのように足を広げている状態が長い競技は、大転子が出やすくなる動きが癖ついてしまいます。
この場合は、ピラティスやマスターストレッチといったエクササイズで「身体の動かし方」や「正しい姿勢」を保つための筋肉を鍛える必要があります。
・お尻の筋力低下
日常生活での癖や、姿勢の悪さ、骨盤の歪みによりお尻の筋肉が硬くなってしまうことで
姿勢を保持出来なくなり、大転子の出っ張りに繋がってしまいます。
大転子の出っ張りが目立つ時は、内股になっている状態がほとんどです。
お尻を鍛え、内もも周辺をほぐす必要がありますが、いきなり立位でのトレーニングはしない様にしましょう。
内股状態でのスクワットは内転筋という内ももの筋肉に効きやすくなり、さらに内股を悪化させてしまうことも。
まずは焦らずに股関節をほぐすことから始めましょう。
仰向けで行うヒップリフトをよりお尻に効かせるためにお尻のストレッチをしたり
内ももをゆっくりほぐしてください。
いかがでしたでしょうか。
ご紹介した以外にも、生まれつき股関節の入りが浅い方もいらっしゃいます。
大転子の出っ張り、股関節の捻じれはなるべく早く改善した方がいいです。
大転子が出っ張った状態が長ければ長いほど、股関節周辺の筋肉や筋膜が固まってしまい
改善するのに時間がかかってしまいます。
また、いきなりスクワットといったトレーニングではなく、ストレッチや姿勢改善エクササイズ
ピラティス、マスターストレッチといった方法で少しずつ股関節の使い方を覚えて、脚痩せに繋げていきましょう。