こんにちは。
トレーナーの加藤です。
夕方になると足がむくみ、靴が窮屈に感じたり、足首には靴下の跡がくっきり。
お酒を飲みすぎた翌日は顔がむくんだり。
体のいろいろな部位に発生し、時には痛みを伴うむくみの症状。
そのとき、体の中ではどんなことが起こっているのでしょうか。
今回は、体がむくむメカニズムをお教えします。
むくみの原因
むくみは、毛細血管から細胞の間に流れ出る水分が多くなったり、毛細血管やリンパ管へ吸収される水分が減ることによって起こります。
むくみが起こるケースとして1番多いのが、血液循環が悪くなった時です。
立ちっぱなし、座りっぱなしで身体を動かさない時によく見られます。
特に下半身はむくみが起こりやすいです。
本来、下半身の血液は、ふくらはぎのポンプ作用という働きのおかげで心臓に戻っています。
ですが、身体を動かさない時間が長いと、ふくらはぎの筋ポンプが働かず足の血液の循環が悪くなってしまうのです。
女性の場合、ハイヒールで歩いたり、立っている時間が長くなると、ふくらはぎの筋肉が硬くなり、むくみにも繋がります。
また、塩分を摂りすぎてしまう事でもむくみが起こります。
塩分濃度を一定に保とうとする働きが身体に備わっており、塩分を摂り過ぎるとそれを薄めるために水分を溜め込みやすくなってしまいます。
むくみを起こさない為に気を付けたいこと
・水分不足にならないようにする
「むくみ=余分な水分」というイメージから、水分補給を控えてしまう方がいますが
水分が体内に少ない状態だと、身体が水分を保とうとして、むくみがなかなか改善しません。
ただ、一気に水分を摂ってしまうと、むくみの原因になってしまうので、こまめに水分補給を行いましょう。
・適度な運動を行うようにする
十分な運動が行えないと、むくみに繋がってしまいます。
簡単なストレッチでも構わないので、筋肉を動かす事を意識してみましょう。
週1~3回の運動頻度が好ましいですが、無理のないように行ってみて下さい。
・塩分が高い食事、脂っこい食事に気を付ける
体内の塩分濃度が高くなると、それを薄めるために水分を溜め込みやすくなってしまいます。
そうならない為にも味付けは少し薄いと感じる程度にするのが良いですね。
ちなみにお酒もむくみそうなイメージがありますが、アルコールのせいでむくむということはありません。
お酒と一緒に塩分たっぷりの食事を摂っていることが原因となっております。
つまみの量や種類にも気を付けることで、翌日のむくみを抑えることができます。
ですが、お酒を飲んですぐに寝てしまうと抗利尿ホルモンが出て
本来排出されるべきお酒の水分が体の中に溜め込まれ、むくみに繋がってしまいます。
なるべくお酒を飲んだ時はすぐに寝ないようにして、1~2時間ほど空けてから睡眠を取るようにするとむくみ予防になります。
・身体を冷やさない様にする
冷えによって血流が悪くなることで、むくみやすい状態になってしまいます。
特に毛細血管の血液循環が悪くなり、下半身がむくみやすくなります。
冷房や外気による冷えを避けるような服装を心がけてください。
足の甲や足首周辺のむくみには、足湯がとても効果的です。
可能であれば、ボディソープなどを使って足先から膝裏に流すようにマッサージを行うととても効果的です。
いかがでしたでしょうか。
ますます暑くなり、冷房に当たる機会が増えて、女性の場合は身体が冷えやすくなります。
デスクワークも合わさると、とてもむくみやすい時期になってきました。
日々の生活のちょっとした工夫が、むくみの解消につながるので
むくみが気になる方は是非この記事を参考にしてみて下さい。