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筋肉が硬くなる原因

こんにちは。

トレーナーの加藤です。

皆さんは筋肉が硬くなる原因をご存知ですか?

筋肉を酷使した時はもちろんですが、実はそれ以外にも筋肉が硬くなってしまったり、筋肉の動きが鈍くなってしまう原因があるんです。

筋肉の硬さや動きが鈍ってしまうと、エクササイズの効果が落ちてしまったり、姿勢不良の原因にもなってしまいます。

今回はそんな筋肉が硬くなる原因をご紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

 

身体(筋肉)が硬くなってしまう原因


 

①筋肉を酷使している、全然使っていない

 

筋肉を酷使する。

これが皆さん良くご存知の原因だと思います。

筋肉を酷使すると、疲労が溜まり柔軟性が低下し、関節可動域が狭くなります。

関節可動域とは、関節がどのくらい動けるかの範囲の事です。

筋肉や筋膜が柔軟であればあるほどより大きく動くことができ、逆に硬いほど動きは小さくなります。

代表的な関節の運動の可動域は以下の通りです。

 

  • 膝を曲げる:0-125°
  • 足首を下げる:0-50°
  • 足首を上げる:0-20°
  • 肘を曲げる:0-160°
  • 手の平を下げる:0-90°
  • 手の甲を上げる:0-70°

 

 

 

また、運動不足などで筋肉を動かしてない場合も硬くなってしまいます。

筋肉は収縮(縮まる)と弛緩(緩める)を繰り返すことでポンプのような働きを持ち、血液の循環を良くし、柔らかさを保っています。

運動不足だと収縮と弛緩の頻度が減ってしまうため、血行不良によって筋肉が硬くなってしまいます。

デスクワークの方や、運動が不足気味の方は簡単なストレッチを行ってみましょう。

 

 

 

②姿勢不良

 

猫背や反り腰など、姿勢が乱れていると血流が悪くなり、筋肉が低酸素状態となります。

すると、筋肉が硬く、短くなってしまいます。

現代人はデスクワーク等により姿勢がとても崩れやすいです。

姿勢を良く保つためには、ストレッチをする事もとても大切ですが

『前庭覚』という耳にあるバランス感覚を司る器官もとても重要になってきます。

 

 

姿勢は脳が状況に合わせてコントロールしています。

そして脳は前庭覚から情報を受け取り、身体に姿勢をとるよう命令しています。

前庭覚の機能が低下すると脳が姿勢をコントロールできずに、猫背になりやすくなってしまいます。

前庭覚はピラティスのシークエンスである『ローリング・ライク・ア・ボール』という種目で刺激する事が出来ます。

 

ローリング・ライク・ア・ボールのやり方

 

1.体操座りのように膝を立てて座ります

2.足を浮かし、お尻でバランスを取ります

3.骨盤を徐々に後傾させていきます

4.背中を丸め、Cカーブを作るようにします

5.息を吸い、そのまま後ろに転がります

6.息を吐きながら、元の状態に戻ります

 

 

 

猫背をはじめ、肩こり等にも効果的な種目なので是非行ってみて下さい。

 

 

 

③皮膚や筋膜の癒着が起きている

 

皮膚は筋肉と連動して動くので、筋肉の柔軟性を保つためには皮膚の柔軟性も必要です。

皮膚に柔軟性があることにより、皮膚の下の筋肉がスムーズに動くことができます。

ですが、その皮膚の下にある組織と筋肉が癒着をしてしまうと、皮膚の柔軟性もなくなり、筋肉の動きも少なくなってしまいます。

また、筋肉を覆っている筋膜同士が癒着する事でも筋肉の動きが少なくなります。

皮膚や筋膜の癒着は、日常生活での悪い姿勢や動きの癖、筋肉の使い過ぎといった①、②にも共通する原因で起きます。

皮膚や筋膜が癒着し、筋肉が動けない状態になると、血行不良を起こし栄養が全身にいき渡りません。

そうなってしまうと代謝が落ちたり、疲労感が出てきます。また、皮下組織の中にはリンパが通っているため、老廃物が流れなくなり『むくみ』や『スタイル崩れ』の原因にもなってしまいます。

癒着の影響は筋肉だけではなく、つながっている血管や神経、リンパ管にも及びます。

 

 

 

 

身体に現れる症状として

 

・肩こりや頭痛

・身体のだる重さ

・たるみやむくみ

・筋肉の張りによるスタイル崩れ

・代謝の低下

 

などが挙げられます。

むくみや疲労感が気になる部位を優しく『つまんで引き上げる』事が皮膚や筋膜の癒着を改善するおススメな方法です。

皮膚や筋膜の癒着を取り除くことができれば、美しい姿勢で体も楽に感じることができます。

体型を維持するために、食事制限や筋トレだけではなく、「皮膚や筋膜のケア」にも取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

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