こんにちは。
トレーナーの加藤です。
今回は姿勢と呼吸の関係性についてお話していこうと思います。
呼吸と姿勢は一体のようなもの
「呼吸」と「姿勢」は、どちらも使う筋肉がほぼ同じです。
呼吸筋と呼ばれる
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肋間筋
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僧帽筋
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脊柱起立筋
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腹斜筋
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腹直筋
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横隔膜
などの筋肉は姿勢を維持する働きも持っています。
使う筋肉が同じなので、呼吸・姿勢どちらかが乱れているともう一方も乱れてしまいます。
呼吸が乱れる原因
様々な原因がありますが、『胸郭』周辺に原因がある事がほとんどです。
特に多い原因として
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肋間筋の柔軟性低下
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横隔膜の機能低下
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自律神経の乱れ
- 睡眠不足
などが挙げられます。
横隔膜は胸腔の下端にあるドーム状の筋肉です。
横隔膜が収縮すると胸郭が広がり、胸腔内圧が下がるため吸気が行えるのです。
横隔膜の機能が低下してしまうと、上手く胸郭が広がらずに正しい呼吸が行えなくなってしまいます。
また、肋間筋は肋間にある3層の薄い筋肉で内肋間筋・外肋間筋・最内肋間筋からなっています。
肋間筋も胸郭の広がりをサポートしてくれるのですが、固くなってしまっていると、呼吸が十分に行えません。
特に気を付けたい肋間筋の緊張
肋間筋はとても張りやすく呼吸が乱れてしまいます。
放っておくと姿勢不良にも繋がってしまうので、肋間筋のケア方法を解説していきます。
上の写真にある赤点の部分を指の腹で押さえ、縦方向・横方向に揺さぶってみましょう。
肋間筋は字のごとく、肋骨の間についています。
肋間筋がほぐれることによって、胸郭が広がりやすくなり、呼吸の改善に繋がっていきます。
ケアが終わったら深呼吸をして、肺に入る空気量を実感してみて下さい。
余談ですが、第2肋骨周辺は固くなりやすいです。
第2肋骨周辺が固くなると、肋骨の下側(第6~12肋骨)を広げて呼吸するようになってしまい、寸胴になりやすくなってしまいます。
理由として、第6~12肋骨が広がることによって、くびれのラインが消えてしまうからです。
第2肋骨とくびれの関係性も説明していくのでお楽しみに!