こんにちは。
トレーナーの加藤です。
気温が下がり、寝る時に身体が冷えて寝つきが悪いと感じる方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、寒い時期の睡眠の質を高める為には『首』を温めることがとても重要です。
実は首を温めることが副交感神経が優位になる事と大きく関係しています。
今回はそんな首と自律神経の関係についてお話していこうと思います。
首を温めると睡眠の質アップに繋がる理由
・首と副交感神経、睡眠力アップには密接な関わりがある
日中は交感神経が優位ですが、夜は副交感神経が優位になり、快眠のリズムを身体は無意識のうちに作っています。
首のコリなどで副交感神経が十分に機能しないと交感神経過多の状態が続き、不眠になったり、寝つきが悪くなったりすることも。
首が温まると血流が良くなり、副交感神経が活性化しやすくなります。
つまり、リラックスモードになる事で快眠に繋がったり、寝つきが良くなるのです。
また、首を温めることで、加齢によって低下した副交感神経の働きがアップする事も確認されています。
大動脈から分岐し、頭に血液を届ける頸動脈は、首を通過するので、外から熱を与えやすいのです。
首を温めることで全身の血流循環がよくなり、疲労物質や痛み物質が流れやすくなります。
その為、首のマッサージなどを行う際も、温めてからの方が効果的です。
首の温め方
・蒸しタオルやホットパックで温める
ご自宅でも行えるので、とてもオススメな方法です。
水をしっかり絞ったタオルをレンジで熱々にして首に5~10分程巻いてみるのがいいでしょう。
タオルが冷めてきたらまた温めなおして、余裕があれば2~3回繰り返すと効果的ですね。
その際、タオルにお好きなアロマの香りをつけてみるのもオススメです。
熱と香りの両方から副交感神経にアプローチをかけてみましょう。
・ネックウォーマーで温める
ネックウォーマーで温めるのもオススメです。
首周辺は熱を与えやすいですが、同じくらい冷えやすい部位でもあります。
お部屋の中でも肌寒いと感じる場合は装着してみるといいですね。
寝る時も首は冷えやすいので『締め付け感のないネックウォーマー』やマフラーを柔らかく巻いてみるのもオススメです。
熱がこもりすぎると逆に寝つきが悪くなってしまうので、靴下は脱いで放熱を妨げないといった調節ができると理想的です。
いかがでしたでしょうか。
12月に入り、気温が一気に下がってきたので、夜の寝つきが悪いという方は是非今回の記事を参考にしてみて下さい。
首を温めることで、副交感神経が優位になり、寝つきが良くなりやすくなります。
また、血流も比較的良好になる為、疲れを取るのにも効果的です。
まだまだ12月は始まったばかりですが、寒い冬を首を温めて乗り切っていきましょう。