こんにちは。
トレーナーの加藤です。
11月に入り、身体の冷えが気になる方も増えてきたのではないでしょうか。
足先の冷えは、寝つきも悪くなってしまうので早めに改善していきたいですよね。
今回は、足先に冷えを感じてしまう原因と改善方法についてお話していきたいと思います。
足先が冷えてしまう原因
・自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活などにより、自律神経が乱れ、体温調節機能が低下してしまいます。
そうなると、身体の中から冷えるため、靴下を履いてもなかなか温まりません。
また、室内外の温度差が激しくなる事でも、自律神経の機能が乱れます。
・足部周辺の血行とリンパの滞り
足先が冷えてしまう原因として、かかと周辺の筋肉や皮膚が硬くなっていたり、足の甲の皮膚が硬くなっているケースも考えられます。
これらは、リンパの流れが悪くなり、むくみが生じ、血流が悪くなり足先(特に末端)の冷えに繋がってしまいます。
足先の冷えを改善する方法
・下腹部を温めて自律神経を整える
『腸』を温める事で、自律神経を整え、リラックス効果が期待できます。
腸はへそ下~下腹部に位置しているので、ホットパックや蒸しタオル、ホッカイロ等で温めるといいでしょう。
冷えている食事を習慣的に食べている方は、腸の温度が低下している可能性があるので、温かい食事を心がけてみて下さい。
腸を温め、自律神経がリラックスモードに切り替わると、身体の末端に血液が巡りやすくなり、次第にポカポカしてきます。
・簡単なリンパマッサージを行う
足先の冷えを改善する為には『ふくらはぎ』『かかと』『足の甲』にアプローチをかけることが大切です。
今回はご自宅でも行える簡単なケア方法をお伝えします。
◆リンパケア方法◆
①ふくらはぎ全体~アキレス腱までの皮膚をつまんで持ち上げる
膝の裏周辺からつまみ始め、ふくらはぎ全体~アキレス腱にかけて皮膚を持ち上げていきます。
初めて行う方は、とても痛いと思うので軽めに持ち上げてみて下さい。
皮膚を持ち上げることで、血行やリンパの流れが良くなります。
アキレス腱周辺の皮膚は硬くなっている場合が多く、痛みが出る場合もあります。
優しくつまんだり、両手の親指で挟んで持ち上げてみるのも良いでしょう。
②かかと全体の皮膚をつまんで持ち上げる
かかと周辺の皮膚はとても硬くなっています。
かかとが、カサカサしているのは血行不良によって栄養が行き届いていないサインです。
かかとの皮膚はとても持ち上げにくいので、両手の親指で皮膚を挟み、持ち上げるようにしましょう。
この時、かかとの裏まで、かかと全体の皮膚を持ち上げましょう。
かかとの周辺には、かかとを包む様に血管が張り巡らされているので、足先に血液を送りやすくするために重要な工程です。
③足の甲の皮膚をつまんで持ち上げる
足の甲の皮膚を全体的に持ち上げていきます。
足指の冷えが気になる方は、この時に足指の皮膚も持ち上げるようにしましょう。
親指から小指、全ての皮膚を持ち上げていきます。
④足の内側の皮膚をつまんで持ち上げる
この部位にも血管が走っているので、しっかりとつまんで持ち上げていきましょう。
親指~かかとにかけて、全体的に持ち上げていきます。
硬くてつまみにくい方は、こちらも両方の親指を使って持ち上げてみて下さい。
⑤足の外側の皮膚をつまんで持ち上げる
小指~かかとにかけて全体的に持ち上げていきます。
ちょうど真ん中あたりが一番痛みが出るポイントなので、痛い時は優しく行ってください。
①~⑤を10分程行うと、つまむ前よりも温かさを感じるのではないかと思います。
入浴中やお風呂上り、寝る前の習慣にできると理想的です。
いかがでしたでしょうか。
足先の冷えは、自律神経やリンパの滞りによる原因がほとんどです。
身体を温めても、なかなか足先の冷えが改善しない場合、足部周辺の血行とリンパの滞りが原因として考えられます。
リンパの流れが悪くなることで、むくみの原因にもなってしまうので、継続的なリンパケアも必要になってきます。
足先の冷えが気になる方は、ぜひ今回の方法を試してみてください。