こんにちは。
トレーナーの加藤です。
今回は糖尿病における絶対に見逃してはいけないサインについてお話していきます。
糖尿病や高血糖は、自覚する事が難しいです。
気付かずに放置してしまうと、太ってしまうだけでなく、脳卒中や心筋梗塞、腎臓障害や網膜症といった様々な疾患に繋がってしまう事もあります。
血糖値を改善して健康に過ごすためにも、ダイエットを成功させるためにも参考にして頂ければと思います。
糖尿病の見逃してはいけないサイン
①肌の乾燥
かゆみや湿疹、ひび割れ、粉がふくといった症状が目立つようになります。
高血糖になると、血中のブドウ糖が尿によって排出されてしまい多尿になってしまいます。
こうなると、体内の水分も一緒に排出されて肌が乾燥しやすくなってしまいます。
また、糖尿病が自律神経に乱れを起こしていると、汗をかきにくくなり、肌の乾燥を悪化させてしまうことも。
②足まわりの変化
爪の色が濁ってきたり、爪が分厚く変化してきます。人によっては巻き爪になる事もあります。
また、足の裏に魚の目やタコができやすくなるのも糖尿病のサインと言われています。
これは糖尿病の症状によって、神経に関与することによる、血行不良や免疫力の低下が原因です。
この神経への負担が大きくなってしまうと、足の痛みやしびれといった症状も見られるようになります。
慢性的な足の痛みやしびれは糖尿病が進行している可能性があるので、早めに医療機関に行く事が望ましいです。
他にも、疲れやすく身体がだるかったり、いつも眠気がある、足がむくんだり、頻繁につるといった症状もサインの1つです。
また、初期症状ではありませんが、体重の急激な減少がダイエットをしていない場合に見られた場合は直ちに病院に行きましょう。
これは、インスリンの働きが低下し、筋肉や脂肪をエネルギーとして分解して起こる症状です。
糖尿病を予防するために
①栄養バランスを整える
高血糖や糖尿病になってしまうのは、やはり糖質の摂りすぎが原因です。
身体に良さそうな芋類や根菜類にも糖質が含まれている為、食べ過ぎてしまうと糖質過剰になってしまいます。
栄養バランスを整える時に大切なのが
摂取カロリーや食べるものを減らすのではなく、食べる食品を変える事です。
糖質の食品の代わりに、青魚を取り入れることで、良質な脂とタンパク質を摂る事ができます。
きのこや海藻、葉物野菜でビタミンやミネラルを補給する事も大切です。
普段、糖質の食品ばかり摂ってしまっていると、味覚の機能が低下してしまい、糖質の食品を食べたときだけ身体が満足するようになってしまいます。
青魚やきのこ、海藻といった食品は腹持ちが良く、味覚の機能を正常にしてくれるので
徐々に糖質依存から抜け出すことが出来ます。
また、飲み物にも注意していきましょう。
知らないうちに飲み物から糖質を摂取していることも多いです。
野菜ジュースには特に多くの糖質が含まれているので、なるべく水やお茶をチョイスしていきましょう。
コーヒーや紅茶も飲みすぎてしまうと、腎臓に負担をかけたり、睡眠の質を落としてしまうので、飲む量に注意が必要です。
②適度な運動
糖尿病の予防には適度な運動がとても重要です。
中でも食後1時間以内に行う軽めの運動が効果的とされています。
食後1時間以内の軽めの運動は血糖値を正常に戻しやすくしてくれる効果が期待できます。
糖質は食べてすぐには脂肪になりません。
消化の過程でグリコーゲンに変換され、主に筋肉などに貯蔵されます。
グリコーゲンは筋肉を動かすエネルギー源なのですが、筋肉を動かさずにグリコーゲンを使用しないと脂肪に変換されてしまうのです。
その為、軽めの運動で筋肉を動かし、しっかり貯蔵できるようにしてあげるのが理想的です。
運動内容としては、有酸素運動よりも全身の筋肉を使うスクワットの様な種目が好ましいです。
難しいと感じる方は、椅子や壁などを手で支えてフォームを安定させるのがおススメです。
③睡眠時間の確保
睡眠を7~8時間取れると、嬉しいことが沢山あります。
基礎代謝が上がったり、自律神経が整い、イライラや不安が解消されたり。
また、内臓の働きも活性化され、血行不良改善や免疫力アップといった効果も期待できます。
なかなか寝れない、寝つきが悪いという方は、『体内時計』が乱れている可能性があります。
体内時計を整えることで重要な事は、起床時に太陽光を浴びる事。
太陽光を浴びた14~16時間後に脳からメラトニンが分泌され、手足からの放熱を促します。
そうする事で、脳・身体の『深部温度』が低下し、1~2時間後に自然な眠気が起こり、入眠へのサポートをしてくれます。
メラトニンは睡眠ホルモンと呼ばれているくらい睡眠に欠かせないホルモンです。
いかがでしたでしょうか。
糖尿病の予防や改善には、食事・運動・睡眠が重要になってきます。
血糖値が高い場合には、免疫機能が低下するので、感染症に罹患しやすい、感染所見が重篤化しやすいなど指摘されています。
今回の記事の情報が少しでも参考になれば幸いです。