こんにちは。
トレーナーの加藤です。
皆さん一度は耳にしたことがある『リンパ』
ですが、『リンパってなに？』と聞かれると説明が難しいですよね。
そこで今回はリンパの役割について解説していきたいと思います。
リンパは、むくみや肩こり、疲労感にも関与しているので、お困りの方は是非最後まで記事をご覧頂けると幸いです。
リンパとはなにか
リンパとは、リンパ液、リンパ管、リンパ節の総称です。
詳しく説明すると・・・
全身に網目のように張り巡らされているリンパ管
リンパ管を流れるリンパ液
流れてきたリンパ液を浄化する役割を果たすリンパ節
さらに胸腺、脾臓などのリンパ性器官を総称してリンパ系と呼ばれています。
免疫器官のひとつで、体に侵入した細菌、ウイルス、がん細胞などの異物から身体を守り
老廃物や余分な水分を流す役割を担っています。
また、体表に近い所を流れている「表在リンパ管」、筋肉の奥深くを流れている「深部リンパ管」の２種類に分類されています。
・表在リンパ管
静脈に沿って走ることが多く、皮下組織などに多く存在します。
・深部リンパ管
深い場所にある動脈、静脈に絡んでいる太いリンパ管。
この２種類のリンパ管は、全身にあるリンパ節に流れ込み、老廃物や余計な水分を除去してくれるのです。
リンパ液の流れが滞る原因
・運動不足
リンパ液はリンパ管周辺の筋肉の収縮により流れています。
筋肉の動きが少なくなると、リンパを流すために必要な筋肉の動きも悪くなり、流れが滞ります。
また、姿勢の乱れや骨盤の歪みでもリンパの流れが悪くなってしまいます。
・ストレス
ストレスを受けると自律神経の働きが低下し、リンパ液の流れを滞らせてしまいます。
睡眠不足によってもリンパ液の流れが悪くなってしまうので、規則正しい生活習慣を心がけると良いでしょう。
・冷え
身体が冷えるとリンパの流れが滞り、冷え性になるという悪循環に繋がってしまいます。
体温が下がると血管が縮んで体温を維持しようとします。
しかし、血管が縮むとリンパ液の流れや血流が悪くなってしまうのです。
・水分不足
水分が不足するとリンパ液の流れが悪くなります。
リンパ液の流れが悪くなると、老廃物や水分が身体の中に溜まりやすくなってしまいます。
こうなってしまうと、むくみの原因になったり、体脂肪が付きやすくなってしまうのです。
リンパ液の流れが滞ると、老廃物の蓄積により、リンパ球の働きが弱まってしまいます。
リンパ球の働きが弱まると免疫機能が低下してしまい、風邪やウイルス感染を引き起こしやすくなります。
また、太りやすくなったり、冷え性などに繋がってしまいます。
リンパ液の流れが滞ると、さまざまな不調を引き起こしてしまうのです。
リンパ液の流れを良くするために
リンパ液の流れを良くするために、リンパマッサージが良いとされていますが
根本的な解決方法は姿勢や骨盤の歪みをとってあげること。
セルフマッサージも、もちろんとても重要ですが
歪みのある状態でリンパ液を流しても一時的には良くなりますが
長時間デスクワーク行ったり、同じ姿勢をとっていると、また老廃物や水分が溜まって、むくみなどのトラブルに繋がってしまいます。
そうならない為にも、ピラティスやストレッチといったエクササイズで姿勢改善に取り組むことがとてもおススメです。
食事や睡眠も深く関係しているので
脂っこい物が多くなっていないか、水分は摂れているか、睡眠時間は７～8時間とれているか、など
一度、生活習慣を確認してみましょう。
