こんにちは。
トレーナーの加藤です。
みなさんは、『ピラティス』というメソッドをご存知でしょうか。
ピラティスは、1920年代にドイツ人である従軍看護師・ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏がリハビリを目的として開発したエクササイズになります。
ピラティスの目的として、身体の動かし方・使い方を覚えたり、その動きの根本である体幹を鍛えたり、正しい呼吸方法を身に着けていきます。
今回は、そんなピラティスがなぜダイエットにおいてオススメなのかお話していきます。
正しく身体を使う事の重要性
ダイエットやスタイルアップ、姿勢改善において『身体を正しく動かす』『正しい呼吸が行えている』という事はとても重要です。
正しく身体が動かせていない場合、本来動くべき筋肉などが動かずに、機能低下してしまい脂肪が付きやすくなってしまいます。
例えばお尻が垂れたり、形が崩れてしまうのは『股関節』が正しく使えておらず、機能低下しているサインです。
そうなると、ももの前に負担がかかって張ってしまう。
その張りから姿勢不良に繋がり、様々なお悩みへと繋がってしまうのです。
また、『呼吸』も姿勢と深い関わりがあります。
それは、呼吸に使う筋肉と姿勢保持に使う筋肉がほぼ同じだからです。
使う筋肉が同じなので、呼吸・姿勢どちらかが乱れているともう一方も乱れてしまいます。
約7年ほど、トレーナーとして活動していますが、所感として、お身体のお悩みは、どこかしらの機能低下が見られる場合が多いです。
この事からも、ピラティスを用いて『正しい身体の使い方』『正しい呼吸方法』を身につけ、キレイに痩せる為の準備を行っていきたいですね。
ピラティスだけで痩せれるのか
ピラティスだけで痩せれるのかというと、そうとも言い切れません。
ピラティスはリハビリ発祥というメソッドの構造上、立って行う動きが少ないです。
私たちは歩く、立つ、しゃがむといった動作を行う時は地面に足をつけた状態で動いています。
ピラティスの動きの中には、地面に足をつけた状態で行う動作がほとんどありません。
足を地面につけるというのは、「足に体重をかける(荷重する)」ということです。
例えば、ふくらはぎを細くしたい場合『普段の足への重心の乗せ方』『歩き方』という項目も重要になってきます。
立って行う動きが少ないピラティスでは、カバーしきれない所があるので、目的に応じてトレーニングやピラティス、ストレッチに有酸素運動を使い分けたいですね。
ただ、動きの根本にあるのはピラティスなので、正しく狙った部位に効かせるエクササイズを行う為にも
ピラティスは非常に重要なメソッドであると言えます。
いかがでしたでしょうか。
ピラティスは、身体の動かし方や正しい呼吸方法を身につけるメソッドです。
いきなりトレーニングを初めても、正しい動作で行えなければ、トレーニング効果はなかなか見込めないですし、怪我のリスクもあります。
正しく身体を動かす事が出来れば、少しずつ身体のお悩みは解消していきます。
機能低下している筋肉を活性化させれば、必ず身体は変わってきます。
これからダイエットに取り組む方の参考になれば幸いです。