こんにちは。
トレーナーの加藤です。
今回は、ぽっこりお腹の原因についてお話していこうと思います。
運動しているけど中々お腹周りに効果が現れないという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ぽっこりお腹の原因
多くの方がお悩みの『ぽっこりお腹』の原因の1つとして『内臓の下垂』が考えられます。
極端に太っていないのに、下っ腹だけが出ている場合、そのほとんどが内臓の下垂による原因だと考えられます。
内臓が下垂している状態だと、腸が押しつぶされ、消化・吸収・排便のサイクルが乱れてしまいます。
この状態のまま、運動したり、排便を促す食物繊維や腸の調子を整える善玉菌が多い食材をとったりしても
なかなか効果が現れません。
また、内臓下垂は、特に女性に多く見られる傾向があります。
内臓が下垂してしまう原因として『姿勢』と『筋肉量』が大きく関係しています。
姿勢不良が起きていると、骨盤が開いたり、呼吸が浅くなり、自律神経のバランスが乱れたり
骨盤底筋などの内臓を支える筋肉が衰えてしまいます。
また、もともとの筋肉量が少ないと、姿勢不良が起きやすくなってしまうのです。
姿勢が乱れる原因は人それぞれではありますが、多くの方がスマホやパソコンといった
デジタルデバイスの使いすぎが一番の原因なのではないかと感じております。
内臓の下垂は便秘の原因にも
内臓が下垂していると、腸が押しつぶされ、便の通り道が狭くなってしまい
便秘になりやすくなってしまいます。
この場合、食物繊維やオリゴ糖といった便秘改善作用のある食品を摂るよりも
内臓の位置を本来の位置に戻してあげた方が効果が見られる場合が多いです。
また、便秘から様々な悪影響が出る可能性があります。
便秘がストレスになって自律神経が乱れたり。呼吸が浅くなって血流が悪くなり冷えやむくみ、疲れが出やすくなったり。
症状は人によって様々です。
内臓の下垂はボディラインにも影響する
下垂した内臓の重みによって筋膜や皮膚が引っ張られてしまい、バストやお尻が垂れてしまう場合もあります。
その影響から下半身のスタイル崩れに繋がってしまうことも。
また、血行不良にも繋がって腰痛などの痛みが出ることもあります。
女性の場合、子宮や膀胱が圧迫されてしまい、生理不順や生理痛、PMSなどの婦人科系の不調、尿漏れといったお悩みにも繋がりやすいです。
まずは呼吸で横隔膜を動かそう
内臓下垂が起きている場合、内臓の位置を本来の位置に戻してあげないと
トレーニング効果が現れない場合が多いです。
そこで、まずは呼吸で横隔膜を動かしてみましょう。
横隔膜が上がるときに、内臓も一緒に引き上がるので、内臓下垂している時に是非行って欲しい内容となります。
呼吸による横隔膜の上下運動により、内臓が収まっている部分に圧力がかかり
内臓がマッサージされるような状態になります。
ただ、お腹だけでの呼吸や、胸だけでの呼吸といった、いわゆる浅い呼吸だと
横隔膜が上手く動いてくれません。
空気をお腹から胸いっぱいに溜めていくように、ゆっくり呼吸を行ってみて下さい。
いかがでしたでしょうか。
なかなかお腹周りにダイエット効果が現れない場合は、内臓が下垂している状態かもしれません。
内臓下垂が起きている場合、内臓を正しい位置に戻してあげないと
ダイエット効果が現れない場合が多いので、まずは呼吸で横隔膜を動かし、内臓が元の位置に戻りやすい状態にしてあげましょう。
呼吸と姿勢には深い関係性がありますので、トレーニングを行う前に
行う事をオススメします。少しでもご参考になれば幸いです。