こんにちは。
トレーナーの加藤です。
皆さんは、ダイエット中に食べちゃダメだと思うほど食欲が湧いてくるといった経験をしたことはありますか？
これは人間が本来持っている『禁止されるほど気になる性質』によるものです。
心理学的に言うと『カリギュラ効果』といいます。
欲求は強く禁止するほど高まってしまうものです。
そこで今回はカリギュラ効果になぞらえて、どうしても食欲を止めたい時の方法をお伝えします。
食べちゃいけない時に食欲が出たら気をそらす
え？
それだけ？
と思うかもしれませんが実はこれが最も効果のある方法です。
朝食と昼食の間や昼食と夕食の間など、いわゆる『間食』に当たる部分でしたら
量に気を付ければ大丈夫ですが、夕食後や寝る前といったどうしても食べたらまずい時間帯に強い食欲が出た場合
家事など気がそらせそうな事をしてみましょう。
人間の欲求はほとんどが一時的なもので、一定時間で無くなると言われています。
目安として２０秒以上気をそらすことが出来れば欲求は次第に治まっていくと言われているんです。
どうしても止めたい食欲が出たときは、部屋の掃除やストレッチをするといった
食欲以外に集中できる方法で気をそらすことが効果的です。
ここで大切な事は『食欲』以外の事を考える事が出来るかです。
ストレッチの場合、『この筋肉が伸びて痛気持ちいな、昨日よりも柔らかくなってるかもしれない』
といった具合に連想ゲームの様に気をそらす事がポイントとなります。
強い食欲が栄養バランスの偏りや生活習慣から出ている場合もある
強い食欲が栄養バランスの偏りや生活習慣から出ている場合もあります。
食欲がなかなか収まらないという方は、１日の食事内容や生活を振り返ってみて下さい。
一例ではありますが、下記のような確認項目があります。
・基礎代謝量より摂取カロリーが多いか
・糖質は極端に少なくなっていないか
・五大栄養素をバランス良く摂れているか
・睡眠時間が６時間未満になっていないか
・食事はしっかり咀嚼しているか
・強いストレスはないか
・生理前・生理期間中
特にストレスの影響や生理前などに出る食欲は歯止めが利かなくなる場合が多いです。
気をそらしてもどうしても収まらない！という時は量に気を付けてよく噛んで食べましょう。
翌日体重や体脂肪が増えてしまったとしても、落ち込まず自分を責めず、食事のバランスをしっかりと整えていきましょう。
連続して食べなければ大丈夫。翌日、明後日できっちりリカバリーしていきましょう。
そんな時注意して欲しいのが、罪悪感から強度の高い運動をしてしまう事。
それが更にストレスになってしまったり、怪我の原因にもなってしまうので、無理せず適度な強度で行うようにしましょう。
食事が乱れたら食事で取り返すという気持ちが大切ですね。
いかがでしたでしょうか。
今回は一風変わった食欲への対処法をご説明してきました。
冒頭でもご説明しましたが、欲求は強く禁止するほど高まってしまうもの。
時には自分自身への美味しいご褒美も必要だと私は考えています。
ご褒美が無いダイエットよりも美味しい物を食べて
『また頑張ろ！』の方が長続きしますよ。
ダイエットで必要な事は細く長く継続していく事です。
急激で短期間なダイエットは身体に良くないし、リバウンドの原因にもなりやすいです。
長期的に自分に合ったペースで続けていきたいですね。
