こんにちは。
トレーナーの加藤です。
なかなか取れない疲労感は、慢性的な筋肉のハリが原因の1つとして挙げられます。
同じ姿勢を取り続けたり、筋肉を酷使したりと、些細な事で筋肉は張ってしまいます。
筋肉が張ると、血流が悪くなってしまい、軽い酸欠状態になってしまうのです。
酸欠状態になると、身体の重だるさ、疲労感を感じやすくなります。
そこで今回は、なぜ筋肉が張ってしまうのかを詳しく解説していきたいと思います。
筋肉が張ってしまう原因
筋肉が張ってしまう原因は沢山ありますが、その中でも最も筋肉が張りやすい原因が以下の内容です。
・姿勢不良
猫背や反り腰、O脚などになっていると筋肉が張ってしまっている状態です。
例えば猫背の場合、力こぶの筋肉(上腕二頭筋)が張る事で肩が前に引っ張られ、猫背になっている場合がほとんどです。
胸や腕の筋肉をほぐしていくことで症状の改善が期待できます。
姿勢と筋肉の張りは密接な関係にあり、筋肉の張りによる疲労感を改善していくには、姿勢改善を行う事がおススメです。
筋肉の張りを長期間放置してしまうと、次第に疲労感には慣れてしまう方もいますが、体力が無くなったと感じる場面が増えたり
ダイエットの効果が出にくくなってしまうので、姿勢改善はなるべく行っていきたいですね。
・運動不足
習慣的な運動を行っていない場合、筋肉の柔軟性が低下し張りやすい状態になります。
筋肉の働きとして、伸縮する事で全身に血液や酸素を供給するのですが
筋肉の柔軟性が低い場合、血液や酸素を供給する能力も低下してしまいます。
結果的にそれが疲労感へと繋がってしまうのです。
まずはストレッチやウォーキングなどからエクササイズを初めてみてはいかがでしょうか。
身体の低酸素状態が長期的に続くことで、気分が落ち込んでしまったり、生活のパフォーマンスも下がってしまいます。
・強いストレスを受ける
ストレスを感じている時、私達の身体は全身の筋肉が緊張している状態です。
個人差はありますが、主に首、肩、背中の筋肉が張りやすい傾向にあります。
また、ストレスにさらされている時、交感神経が優位になっています。
その影響から、痛みに敏感になると言われているのです。
人は痛みを感じると、それを緩和させるドーパミンという物質が脳から分泌されます。
しかし、ストレスを感じ、交感神経が優位になっている状態では、このドーパミンが分泌されにくくなってしまうのです。
いかがでしたでしょうか。
今回は筋肉の張りやすい原因についてお話してきました。
慢性的な筋肉の張りは中々取れない疲労感の原因にもなってしまうので、習慣的な運動を行う事が理想的です。
運動不足の状態だと筋肉が硬くなってしまい、さらに疲労感を強く感じてしまいます。
適度な運動であれば疲れすぎる事はありません。
むしろ、全身に血液や酸素が供給され、症状の改善が見込めるので、まずはストレッチやウォーキングなどから初めてみましょう。